2017年10月14日土曜日

2017 年 10 月 復刊 15 号


       津久井やまゆり園事件、この一年で見えてきたこと
~亡くなられた19の命とこれからも共に歩む~ 山崎幸子 暑い夏が終わりました。この一年神奈川へよくでかけたと思います。
やまゆり園には可能な限り毎月 26 日に、19 本の花を束にしてもらい献花に出掛けました。1 2月で献花台が撤収されたりもしましたが、19 人の方たちが確かにそこに生きていたことを胸に 刻みたいと、とにかく出かけました。一年を過ぎ、「共に生きる」取り組みをなおもいっそう続け ていくことこそが、亡くなられた方たちと共にあることなのだと、思えるようになりました。 「優性思想、大規模入所施設、措置入院、匿名報道」と、この事件をめぐっていくつかのキーワー ドがあります。多くの方たちとともに追悼の集まりをおこない、この事件がなぜ起きたのか、再び 起こさないために何ができるのか、を考えてきました。犠牲者がいまだなお匿名のままにされてい るこの国の特異な状況については、ご家族をはじめ社会全体がきちんと受け止め時間をかけても考 え続けていくことだと思っています。また、事件前の状態に戻すというやまゆり園の再建構想に疑 義を抱き、神奈川県庁にも出向きました。「跡地には多くの人たちが暮らす団地をつくって、その 一角にハンディのあるひとたちの住まいが点在できるような居住空間をつくると同時に、事件の検 証を続けるための学習センターと犠牲者のお名前が刻まれた鎮魂のモニュメントを設置し、多くの 人たちが集える場所にしてほしい。」と提言もしました。神奈川県は様々な意見を受けてこの8月 に、大規模施設の再建は回避し、2、3 か所ほどに分散した入所施設を維持しながら、グループホ ームなどへの地域移行を行うと基本方針をまとめています。入所施設、ひとりくらし、グループホ ーム等、ひとりひとりの意思決定を確認しこれからどのように暮らしたいか 4 年間かけて探ってい くとのことです。施設での生活も、これまでの 20
人単位から 10 人のグループにし、日中活動と居室 は別にすることなど、今の「わいわいてい」ではあ たり前のことでも、他からみれば、まだまだ遠い暮 らし方なのだと改めて思わされます。 「だれもがあたりまえに地域で共に」を願うとき、 いつも原点に立ち戻らせてくれる詩があります。 別紙に入れてみました。ぜひご覧ください。




津久井やまゆり園7・26集会に行き感じたこと 石川美知子

2017.7.26 日から一年目を迎える 7 月 26 日に神奈川での集会があった。 いろんな団体が集まった集会で、大規模施設、コロニ-からの脱却が共通のテ-マになってるよう だ。やまゆり園の今後の方向が議論中で、やれる方から受け入れるよと、呼びかけるグル-プホ- ムの団体が呼びかけ人に入っていた。
 やまゆり園のような、日本の大規模施設があちこちで造られるにおいては、北欧などに厚生省の
官僚が視察に行ったことがきっかけだったようだ。その折は欧米においてはコロニ-は問題も発生
して、そろそろ反省すべき段階にきていたにも拘わらず、むしろ、日本ではそれ以降、積極的に作
られていったのである。高度成長期に入る時期でもあり、大規模施設の建設が国としても方向づけ
やすかったことと、また、管理しやすい大規模施設の施策を将来の展望としても積極的に進めたの
ではないだろうか。
神奈川県主催の一周忌の慰霊祭では、相変わらず、 名前も遺影もなく、「・・・・の好きなあなた」と、
県知事が 19 人に呼び掛けたよう。
家族会の意向ということで、警察発表では名前は明 らかにしない、メディア取材はお断りが当初からの 約束だったようで、今もって亡くなった方たちにつ
いて名前が明らかになっていない。
障がい者であることで特別に、同情や興味本位的な 対応をうけていた経験がそのようにさせるのであろ うとは察しられるが、本当に根深い意識であるなと
感ぜられる。 



「(仮称)品川区グループホーム連絡会」について
わいわいていサービス管理責任者 山本哲郎」

昨年の6月、品川区内の障害者グループホーム(11か所定員合計68名)に声をかけ、試行的に 「障害者グループホーム連絡会」が発足されました。グループホーム世話人・関係者のお互い の顔が見える関係を構築するため。各グループホームの特徴や現状などを見学、制度の共有・ 情報交換を主たる目的としています。
何年も前から、研修会などでグループホームを運営している社会福祉法人やNPO法人の関 係者と会うと、「各グループホームの連携・情報交換の場の不足を何とかしたい」と話題にして いました。そこで、数カ所のグループホームのサービス管理責任者を提案発起人とし、「西大井 つばさの家」に事務局をお願いして、品川区障害者福祉課と協議の結果、2ヶ月に1回のペース で続けてみることになりました。
集まりやすい時間帯という事で、平日の13時からの1時間、グループホームの見学、参加者の 意見交換。品川区担当者からの行政説明(情報提供など)という内容で行っています。毎回20 名前後の参加者があり、短い時間ではありますが有意義な集まりとなっております。今年度中 で、品川区内のグループホームをすべて回りきる予定で、次年度からこの連絡会をどのように 発展させ、継続していくかを現在検討中です。
まず、お互いに知ることから始め、グル^プホームで働く中での悩みや相談できる相手を増 やし。よりよい利用者支援に繋げる、各法人・各グループホームで固まらず、情報交換や連携し て支援サービスの提供ができるように、「品川区障害者グループホーム連絡会」の今後に期待 をしております。


防災を考える
1 大井第二・第三地区合同総合防災訓練について~H29 年 9 月 24 日(日)金森 好昭 

毎年9月下旬に当該訓練が行われ、六丁目町会は総勢79名の参加がありました。
 江戸時代後期の曽洞宗の僧、良寛は、その知人が当時においても、越後(新潟)でも地震が発生
していて、手紙でもって、怖いとの訴えを良寛に書き送った。
 その返信として、「地震が起きたら、地震に遭うが宜しい。死ぬ時がきたら、死ぬるが宜しい」
等々と挨拶の上、この訓練は

『緊急地震速報により、東京都に震度6強の地震が5秒後に発生するという想定で行う』

ことと説明。

8:45 “いっとき集合場所”の防災活動広場を出発。
 集合場所の会場は西大井広場にて、15町会・児童センター・伊藤学園・富士見台中がそれぞれ
 本部中央のテントを挟んで整列。
9:30 訓練開始宣言
※消防署員によるスタンドパイプについてレクチャー ※地震体験車
※バケツリレー訓練 ※水消火器(クレンダー)でもって、親子で防災訓練。


10:15 ミニポンプ隊、伊藤学園、富士見台中、区民消火隊、消防団により、それぞれメイン
 の放水訓練。今回は幼児連れでの親子の参加が多く、会場脇に“ポイ”によるスーパーボウルす
 くいが設けてあり、味気なかったこれまでの会場に色を添えている感あり。

11:20 訓練終結宣言   ※本部報告で、一般参加 1,186
  参加賞 乾パン一包・アルファ米1袋・ゴミポリ袋・エイドセット


2 「災害時の避難方法について思うこと」 辻 喜資
過日娘が通う施設の懇談会にて「災害時の避難方法」について質問した。 火災が想定される場合は「屋上に職員を配置し見張る」というものでした。 これには、疑問があります。施設が木造住宅密集地にあることを鑑みれば想定される大規模災害で は火災はほぼ確実に発生すると考えるのが一般的と思います。 阪神淡路、東日本大震災いずれも火災が発生しており多くの被害も出ています。火災の発生状況を 確認し行政が定めたルール及びルートにより避難するとの回答でした。果たして火災発生後 50 余 名の利用者を避難させることは非現実的と思います。 では、どうするのか。私の提案は近くの「優朋学園」と非常時の際の受け入れ対応について協定を 結んではいかがかというものです。優朋学園は新築間もないため耐震性等最新の建築基準を満たし ていること、距離も 100mほどで避難が可能であること、学校であることから収容スペースがある こと等が理由です。災害時は多くの方が避難することが想定されますので「災害時の優先的受け入 れ」協定を締結するのが現実的と考えます。 また「わいわいてい」在室時の場合はどうであろうか。スタッフ・利用者・保護者などが情報を共 有するため総会などで話し合ってみる必要があるのではないでしょうか。




品川区による品川区専門学校にての「自閉症」の研修報告と感想

その1 まずは相手の立場に立ってみる 石川美知子
わいわいていの皆さんとすごすなかで、自閉症状のある方とどのようにコミュニケ‐トすればいいの かと思うことが多く、きちんと学びたい思っていたので 2 回の研修に参加。1 回目は知識的な事とグ ル-プに分かれての意見交換。6人くらいのグル-プで近くのグル-プホ-ムや園の方も。皆さん 若い方が多かったが対等の交流はよかった。知識的には後天的なものでなく先天的なもの、という ことを再認識。
2 回目は、映像で当該の立場からの問題提起があり、「心理的には全く皆さんの見ている世界と 全く違うと思ってほしい。」が印象的だった。理解をというより、まず、頭を切り替えて相手の立 場にたってみたほうがいいということと思った。そんなところから始まり、特に作業を中心とした 指針の具体例が出されたが、生活の中での視点がもう少しほしいと思った。
 どちらにしても、理解の視点がおぼろげながら与えられたような気がしたが、これからどう生か
せられるかだ。今回は、特に、女性のスタッフが勤務の方を除きほとんど参加できてよかった。終
了後、食事をしながら交流ができたし、また、こういう機会があったら皆で参加したい。

その2 立ち位置は重要なスタートライン ほりみえこ
2 つの研修、両方に参加。印象に残ったことば。「広汎性発達障害から自閉症スペクトラムへ」「1960 年 代には親の育て方や愛情不足が原因とされたことがある→現在、完全に否定され」「先天的な脳機能障 害」「こだわりの対象がかわってもこだわりはなくならない」。
すみません!初日はたったこれだけ。
一方、2 日め。「自閉症の人たちの暮らしやすさを支援する」中村公昭氏「構造化された支援」は、学べた こと多々。先ず中村氏は、「もう一度、自閉症の理解」として、当事者の言葉を紹介した。ぐっと引き込ま れた。講義の殆どが印象深かった。立ち位置は、きわめて重要なスタートライン。


その3 個々に合わせたコミュニケーションを 亀山理恵子
(私は2回目の研修のみ参加させていただきました。) 2回目の内容は自閉症の人に対して実際にどのような支援をしていった
ら良いか、というものでした。 日々のわいわいていでの生活の中で実践することによって学んできた部分が多い中、一度専門的な
方らのお話を聞いてみたいと思ったので今回参加をしました。 結論から言うと、普段自分が思っていること感じていることに対して更に理解を深めることが出来た
ので参加して良かったです。 講義の中では「構造化」という聞きなれない言葉が頻繁に出てきて初めは難しく感じましたが、具体
的な事例を挙げての説明が多数あり理解をする事ができました。 色々な実践方法を教えてくれましたが、自閉症の中でも夫々個性があると思うので一概にこの方法が 良いというものではなく、個々に合わせたコミュニケーションの取り方がベストであると感じました。 またスタッフ間でのある程度の共通認識も必要で、そういった意味でのスタッフ同士のコミュニケーショ ンも大事であると思いました。利用者のお一人がわいわいていに入居された当初は、私自身自閉症とい うものへの理解が浅く戸惑うこともありましたが、一緒に過ごす月日の中でコミュニケーションの取り 方や信頼関係を手探り状態で築いてきました。 今回の研修の内容をベースとして理解認識を深めた上で、自閉症という枠での一括りとはせずに、個々 人に合った環境を今後も考えて作りつつストレスの少ない快適な生活空間を提供出来たら良いなと思 いました。



   わいわいていあれこれ・活動日誌
※枝豆、キムチと彼岸花 ほりみえこ 夕食の光景。Yさんは枝豆嫌い。口に入れるが必ず出す。今夕のひじき煮、枝豆が入って彩のいいこと。
だけど案の上、Yさんはペロッと吐き出した。ああ、Yさんは枝豆を食べない人生かあ。私はそう思った。 だが、違った。
もう一つの小鉢に食材二種の炊きあわせ。親指の頭ほどの小さなかぼちゃは一つひとつが面取され ている。高級旅館のよう。そしてさつま揚げ。これがなんと、枝豆入り。Yさん、愛しそうに目線まで持ち上 げて、難なく食べた。
感動2つ。Yさんは枝豆を食べる!ベテランYさんは、暮らしの中でそれを発見していて、二種の枝豆 を食材に取り入れた!
秋、この時期、Tさんはちょっとつらい。だから食卓には昨日も今日もキムチが並ぶ。Tさんの大好物だ。 食からの応援。
昨今のグループホームは、メニューや食材を業者委託にしている所が結構あるらしい。 枝豆が二種食卓に並ぶことはないだろな、連日キムチはないだろな。夜勤明け、ご近所に彼岸花が咲き 出した。わいわいてい、いいところ。

平和・沖縄チャンプル祭 7月17日 スクエア荏原
   なまずバンドでステージ盛り上げ
     元気に歌って踊って♪
         10名参加
みんなで楽しくカチャーシーを♪➡ ※共生マラソンプレイベント
7 月 23 日(日) 平和島大森スポーツセンター小ホール ♪ミュージカル劇とお話し「はるなが町にやってくる」
  国立かたつむりの会の皆さんによる 当事者参加のステージ
ハンディをもつ方がお芝居でも実際の暮らしでも主役であることに感動!地域で元気でくらす姿が
楽しく伝わってきました。
  9名の方が参加してくださいました。
※まみの夏まつり
8 月 27 日(日)大田区区民プラザ小ホール 参加者7名 昨年から参加しているコンサートです。音楽を聴きながら律子さん、優子さん、幸恵さん三人が おもいおもいに描いたものが楽しい一枚の絵になりました
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※やまゆり事件を考える集まり b
7 月 26 日(水)
「ともに生きる社会」を考える神奈川集会 ~やまゆり園事件一周忌~ 於:戸塚

9月23日(祝)
「ともに生きるをめざす~みんなで交流~の集い~」 於:相模原

※上記やまゆりの集まりには会員の皆さんも参加されました。 共に生きるをめざし、やまゆり園事件を考え続ける作業はこれからも続けていきます。

今後の予定
10月29日(日)10時30分~15時30分
共生共走マラソン 八潮多目的広場10時~15時
東北・熊本被災地支援物販も行います。同封チラシをご覧ください。
また、NPOもやいでマラソンチームにエントリーします、走っても歩いても大丈夫!
           老若男女ふるってご参加ください!
※12月後半の日曜日 クリスマス会予定しています。楽しみに♪


編集後記
やまゆり園事件から一年目の 7 月26 日の集会にはもやい関係で 7 人も参加。自閉症研修にも 4 人の女性スタッフの参加。月 1 回のスタッフ会議も活発化している昨今のもやい事業の現状。5 人 の利用者になって 3 年目を迎え男性も新しいスタッフが入り、女性は常勤を中心にした団結が定着 しつつある。皆さん勉強熱心が特徴だ。 ところで、地域防災の取り組みの報告をお読みになってどんなふうに感じられたでしょうか?感想 をいただきたいもの。 阪神、東北、福岡と被災をくぐりながら、どんなことが問われ、役に立ったか、特に、品川区のよ うな密集地帯ではどうなのか?町内全体、そして、高齢者や障がい者や病人等への配慮などはどう なっているのか? また、今回のような急なバタバタ選挙が高齢者や障がい、病気を持った方がたには、投票の権利を 行使するのにどんな困難が?東京新聞に何回か障がい者の方の問題などが取り上げられていた。
ご家族の方にはどうすれば権利の行使につなげられるのかを、行使されている方、なかなか難し い方のお話を伺いながら、権利の行使につなげられるよう議論が進んでいくといいがと思っている。 今回はまだまだ、具体的に進めてきてないので、記事などを参考に今後、皆さんとの話が進んでい くといいと思うものです。その内に、特集にて取り上げることも検討したい。最近 2 回もある大事 な選挙をとおして感ずる。(いしかわ)
☆NPO もやい会員募集中☆
NPO もやいは障がいをもった方が地域の中であたりまえに生活できる場づくりを目指しています。 運営協力、地域イベントへの参加等、一緒に活動しませんか。
正会員:入会金 3000 円、年会費 12000 円 賛助会員(個人):年会費 3000 円 賛助会員(団体):会費 10000 円
銀行口座:みずほ銀行 馬込支店 口座番号(普)1790330 NPO もやい松山 郵便振替口座:0130-5-323241 特定非営利活動法人 エヌピーオーもやい

この通信へのお問い合わせは〒140‐0015 東京都品川区西大井6-9-3
TEL /FAX03‐5709‐5587
メール/moyai@west.cts.ne.jp



「ノーマライゼーションの詩」
ノーマライゼーション とは、一日の普通のリズム 朝、ベッドから起きること
たとえ君に 重い知的障害があり、身体障害者であ っても
洋服 を着ること
そして 家を出、学校か、勤めに行く
ずっと 家にいるだけではない
朝、君は これからの一日 を思い
夕方、君は 自分のやり遂げたこと をふりかえる 一日は終わりなく続く 単調な24時間ではない 君は あたりまえの時間に食べ、普通の服を着る 幼児でないなら、スプーンだけで食べたりしない ベッドではなく
ちゃんと テーブルについて食べる 職員の都合で、
まだ 日の暮れぬうちに 夕食をしたりはしない

ノーマライゼーション とは、
一週間の 普通のリズム
君は 自分の住まいから 仕事場に 働きに行く そして、別のところに 遊びに行く
週末は 楽しい集いがある そして、月曜日には また学校や職場に行く

ノーマライゼーション とは、一年の普通のリズム 決まりきった毎日に 変化をつける 長い休みもある
季節によって さまざまな食物、仕事、行事、スポ ーツ、

余暇の活動が 楽しめる この季節の変化の中で わたし達は 豊かに育てられる
ノーマライゼーション とは、 あたりまえの 成長の過程を たどること 子どもの頃は 夏のキャンプ に行く 青年期には おしゃれや 髪型、音楽、異性の友達に 興味を持つ
大人になると、人生は 仕事や責任 でいっぱい 老年期は なつかしい思い出 と、 経験から生まれた知恵に あふれる
ノーマライゼーション とは、自由と希望 を持ち、 周りの人も それを認め、尊重してくれること 大人は、好きな所 に住み、
自分にあった仕事 を自分で みつける

家にいて ただテレビを見ていないで 友達と ボーリングに行く
ノーマライゼーション とは、
男性、女性 どちらもいる世界 に住むこと
子どもも 大人も、異性との良い関係 を育む
十代 になると、異性との交際に興味を持つ
そして 大人になると、恋に落ち、結婚しようと思う

ノーマライゼーション とは、
平均的 経済水準を保証される こと 誰もが、基本的な 公的 財政援助を受けられ、 そのために 責任を果たす 児童手当、老齢年金、 最低賃金基準法のような 保証を受け、 経済的安定 をはかる
自分で 自由に使えるお金 があって 必要なものや 好きなもの が買える

ノーマライゼーション とは、
普通の 地域の 普通の家に住むこと 知恵遅れだからといって 20人、50人、100人の他人 と
大きな施設 に住むことは ない
それは 地域社会から孤立 してしまうこと だから 普通の場所で、普通の大きさの家 に住めば、 地域の人たちの中に うまくとけ込める



※ 【ベンクト・ニーリエ (スウェーデン)の言葉 「やさしい隣人達ー共に暮らす地域の温かさ」 より 日本知的障害者福祉連盟選書 監修:渡辺勘持】
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